幼児・小学生の矯正|世田谷区下北沢駅徒歩3分の矯正歯科クリニック

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幼児~小学生の矯正

子どもの矯正歯科治療は、年齢や発育具合を考慮しなければいけません。また、10歳頃までに上あごの成長が終わり、12~15歳頃に下あごが成長します。幼児~小学生の時期ですと、歯並びだけではなく、上あごの成長をコントロールすることでお口の形を整えていきます。

当院では、4歳頃から相談を承ります。これは、早い方だと4歳頃から治療を開始するケースがあるからです。「まだ治療の必要はない」と判断された場合は、定期的に通院していただき、治療の開始時期を見極めていきます。

治療の流れ

子どもの場合、発育具合を観察するために、長期にわたって通院していただくことになりますが、実際に治療を行う時期は限られています。長い方だと、4歳に相談に来て、永久歯が生えそろう12歳頃までの8年間拝見していますが、実際に効果が得られる時期に装置を使い治療をしたのは、2年間だけということもあります。治療のタイミングの見極めが、非常に大切です。

こちらでは、いくつかの症例を紹介いたしますが、お子さんの状態によって治療の時期や治療方法は大きく異なります。あくまでも、こういう事例があるという参考としてご覧ください。

治療例①

初診時

最も一般的な矯正治療の例を紹介します。最初にあごの歪みを整えるための矯正治療を行い、永久歯に生え変わった後は本格的なブラケット治療を受けていただくという流れです。

初診時9歳の男の子です。

  • 右下の6歳臼歯が内側に倒れこんでいます。

  • 上の歯が下の歯の内側に入り込んでいます。

  • 下あごが左側にずれています。

  • 永久歯の生える場所がありません。

将来的にあごがゆがんでしまうことと、歯並びが悪くなることが予想されたため、歯列を大きくしてあごの発育を整えることを最初の治療の目標としました。

第一期治療
  • 写真のような拡大装置で、上あごの歯列を広げます。

  • 部分的なブラケット装置で歯を整えます。

第一期治療開始から8カ月後
  • 治療後(8カ月後)の上あごの写真です。

第一期治療終了(1年後)

上あごは正常に成長しました。これから成長する下あごも、正常に発育するでしょう。

第二期治療

第一期治療が終了してから、永久歯の生え方や下あごの成長を観察するため、定期的に通院していただいておりました。約2年間、永久歯が生えそろうのを待ち、写真のような歯並びとなりました。

あごの位置や形はほぼ問題ありませんが、歯が大きすぎるために、予想通り八重歯となってしまいました。この八重歯の改善のために、小臼歯を4本抜歯し、ブラケット治療を行いました。

第二期治療終了(2年後)

第二期治療を開始してから2年後、ブラケット治療によって安定した歯並びを得られました。この時点ではまだ親知らずが生えていませんので、これからも経過を見守っていきます。

院長からのコメント

当初よりあごの歪みが認められたために、治療を二期に分けました。初診から第二期治療を終えるまでに5年かかっていますが、装置をつけていた期間は、拡大装置10カ月、ブラケット1年10カ月でした。装置をつけていない期間は、3カ月に1回の頻度で定期的な観察を行いました。

この患者さんは、あごの成長に合わせて非常に効果的な時期に治療することができました。結果、あごの歪みもほぼ改善し、良好な歯並びを得られ、患者さんの負担が少なくなおかつ最良の結果となりました。

治療例②

初診時

続いて、取り外し式装置MUHを使った治療例をご紹介します。

初診時3歳6か月の女の子です。

  • 下の前歯が上の前歯よりも前に出てしまっています。

  • 下あごが横にずれ、歪んでいます。

治療開始

写真のような、取り外し式のMUHという装置で治療を開始しました。

治療開始から4カ月後

装置を使い始めてから4カ月後の状態です。ほぼ改善しておりますが、もう2か月間は継続して使用しました。合計6か月間装置を使用しています。

治療開始から8カ月後

装置を使い始めてから8カ月後、装置の使用を終了してから2カ月後です。良好に保たれています。

治療終了から4年後

前歯と6歳臼歯が生えてきています。
※歯がやや赤いのは、歯垢染色液です。

院長からのコメント

この年齢での反対咬合は、自然に治る場合もありますが、横にずれている(歪んでいる)場合は治りにくく、早期の改善が望まれます。今回は保護者の方と患者さん本人が積極的でしたので、装置を使っていただきました。

結果、短期間で良好な状態を獲得でき、安定しております。将来の不正咬合の心配もほとんどないでしょう。